内容紹介
生活に身近で主要な民事紛争である借地借家をめぐるトラブル。対応の指針となる裁判例154件を、実務の第一人者が実務家の視点から厳選し解説する判例集。
更新料の特約を認めた最高裁判例、賃料増減請求事件判決の既判力を認めた最高裁判例など新たに17件追加差し替え。
◎本書の特長
<タイトル>「無断転貸による解除が許されない場合」など具体的で探しやすい
<判例>最近の判例を中心に紹介
<事案>事件の概要を簡潔にまとめる
<判旨>判例のエッセンスを抜粋し紹介
<キーポイント>重要な論点を簡略にまとめる
<傾向と実務>判例の動向と実務への影響を解説
【感想】
タイトルは具体的でわかりやすいが、裁判日付も記載すると、もっと使いやすい。
私は借地借家法と旧法を勉強したことがあるので、結論について、おやと思う判例を理由を確認して読んだ。こうすると速読できる。
収録された裁判例は、最高裁は平成26年まで、下級審は平成25年までである。古い下級審も、やや多いようである。
「傾向と実務」については、同じシリーズの『要約離婚判例』と異なり、判例の概観を示すものとなっていない。
最新の判例を補充するならば、手元に持っていても、損はない。