内容紹介
不動産取引に関する民事上の紛争を解決する際に宅建業法の知識をどう戦略的に活用すればよいか。第一線で活躍する弁護士が,不動産売買,不動産媒介等で問題となる場面を挙げ,宅建業法を中心に,消費者契約法,商法等の規定も活用しながら紛争解決へ導いていく。
【感想】
瑕疵担保責任・契約不適合担保責任の対象となる瑕疵については、裁判例が詳しい。
ただし、同じ瑕疵(例えば自殺の事故物件)が、瑕疵担保責任や宅建業者の説明義務で繰り返し出てくるので、記述の仕方を工夫したほうが良いのではないか。
不動産法の実務を取り扱う際には、参照したい1冊である。