判 型 : A5判
ページ数 : 448頁
税込価格 : 6,050円(本体価格:5,500円)
「契約法における理論と実務の架橋」となる講座【各論58項目】刊行
◆現役裁判官と各専門分野の弁護士,各業界の一線で活躍する実務家が執筆。
◆改正民法の問題意識を背景に実務の現場で生じる課題に焦点を当て,
現代の実務を総覧するテーマを幅広く選択,最新実務の状況を解説,今後の
展望を示す契約法における実務の最新の到達点を示す。
■書籍内容
第6章請負・委任
19 建設請負契約・プラント契約
20 請負契約における瑕疵概念
21 旅行契約
22 製作物供給契約
23 教育関係の契約
24 診療契約
25 コンサルティング契約
第7章知的財産
26 共同研究開発契約,映画製作委員会契約
27 知的財産のライセンス契約
28 知的財産侵害訴訟における和解について
29 知的財産権譲渡契約
30 クラウドサービス契約
第8章会社設立・出資・提携
31 出資契約
32 株主間契約・合弁契約
33 業務提携契約
第9章組織再編・出資以外のM&A
34 合併契約
35 会社分割契約
36 株式交換契約
37 事業譲渡契約
38 株式譲渡契約
第10章組織型取引
39 代理店契約
40 フランチャイズ契約
【感想】
本書の法令は平成31年1月末現在。したがって、その後改正された独占禁止法、不正競争防止法、会社法の内容は盛り込まれていない。
本書に掲載された裁判例は平成29年12月末まで。
裁判例の網羅的な言及はなく、より詳しい他の文献の引用にとどまる。
収録テーマが多いので、入門書として使うべきであろう。
知的財産のライセンス契約は、グランドバック、アサインバックの独占禁止法上の取り扱いの論点が抜けている。