第1特集では,施行から20年を迎える現行民事訴訟法について,この20年間の蓄積を振り返るとともに,これからの民事訴訟法のあるべき姿を展望する。
目次.
【特集1】次の世代の民事訴訟法に向かって──現行民事訴訟法20年を契機に
「労働審判の未来─その評価と民事訴訟制度への示唆」…山田 文
【感想】
制度創設後、簡易・迅速な手続きとして成功を収めた労働審判の特徴を抽象化し、立法論として、定型的な紛争・消費者事件・社会紛争事件について、簡易・迅速な手続きの創設を目指そうとする論稿である。
短いページ数では、各論につき、やや検討不足であろう。