論究ジュリスト(2017年夏号)№22
■座談会参加者(レギュラーメンバー) 研究者:道垣内弘人・山本和彦・小粥太郎/裁判官:岸 日出夫・山田真紀・朝倉佳秀・武部知子
(ゲスト星 明男)
M&Aにおいて問題となる表明保証条項違反の背景にあるアメリカ法の原則が、星明男教授の発言でよくわかる。
表明保証条項を日本法に引き直した場合の法律への当てはめの仕方、契約書全体との整合的な事実認定の仕方も、よくわかる。
岸日出夫判事が問題提起した、当事者の意思解釈として、どこまでの事実を、事実認定に使うべきかは、難問である。