日本組織内弁護士協会 (監修)、髙橋直子、春山俊英 (編集),
3,520円
単行本: 280ページ
内容紹介
インハウスローヤーが製造業の法務に必要な知識をわかりやすく解説。
BtoBビジネスを念頭に,受注から開発,調達・製造,販売・債権回収まで製造業のビジネスの流れに沿って
実務で特に問題となるケースや論点をピックアップしています。
製造業の幅広い法務業務を俯瞰できる1冊です。
【感想】
製造業で必要とされる法律を概観した本であり、それなりに便利である。
製造業の顧問先があると、おおむね知識・経験があるので、知識の再確認に使うとよい。
気が付いた点。
詳しいことは官庁のガイドライン参照という記載になっていることが多い。
Q31継続的契約の解消、Q32継続的契約の紛争―製造委託先の生産拒否のタネ本は、加藤 新太郎編『判例Check継続的契約の解除・解約[改訂版]』新日本法規出版2014年、加藤新太郎ほか編『判例法理から読み解く 企業間取引訴訟』第一法規2017年であろう。こちらの本の方が、裁判例が網羅されている。
Q40債権回収、p193、倒産時の相殺禁止の指摘が抜けている。
Q45データ改ざん等の不祥事対応、Q46データ改ざん等の不祥事予防において、データ改ざんを禁止する根拠法の記載がない。