3,520円
508ページ
“水町労働法”のエッセンスがここに
大きく変容しつつある労働法の理論と動態を描出。法令改正や判例の最新の動きをフォローし内容の充実を図るとともに,細かな記述を整理して,労働法の全体像とエッセンスを明快に提示することに意を用いた。スリムアップしてさらに読みやすくなった,最新第8版。
【解説】
著者は東京大学教授。
改訂は2年ごとに一度ほど重ねられている。
最新の裁判例の追加を期待して購入した。
働き方改革法の立法に水町教授は寄与されているので、法令改正の部分も良いであろう。
ただし、難点が1つだけある。ハラスメントの部分は、パワハラなどの類型ごとに整理されておらず、読みづらい。ILO条約では、ハラスメントが包括的に規定されているが、我が国の裁判例では、類型により違法性の要件に特性があるので、区別する実益がある。