マンション管理適正化法に関する裁判例をすべて網羅しています。
マンション管理適正化法の正式名称は、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」です。
目次
第1部 通常の民事訴訟事件
第1章 マンションの管理組合の組合員である原告が,マンション管理組合が発注した工事による振動および騒音等によって精神的な苦痛を受けたとして,同マンションの管理会社である被告に対し,債務不履行または不法行為に基づき損害賠償を請求した事案
第2章 マンション管理組合の管理費等債権の消滅時効は 月ごとに5年である
第3章 原告の従業員である被告Y1が,出向先の株式会社Aの業務に関し受領したマンションの管理費等の一部(被告が自白した額)を横領したとして,株式会社Aから債権譲渡を受けている原告に対し,被告Y1につき,不法行為に基づき,被告Y2,同Y3らにつき,Y1の身元保証契約に基づく保証債務の履行として,主文の限度で損害金等の支払いを命じた事例
第4章 一部の区分所有者が共用部分を第三者に賃貸して得た賃料のうち各区分所有者の持分割合に相当する部分につき生ずる不当利得返還請求権を各区分所有者が行使することができない場合
第5章 原告ら(マンションの区分所有者)が,被告ら(管理組合の理事)に対し,①組合員は,その所有する専有部分につき各1個の議決権を有する旨を定める管理組合規約の条項(以下「本件条項」)の無効確認を求めるとともに,②(A)主位的に,本件マンションの管理組合の総会決議(被告らを理事に選任)の無効確認を求め,(B)予備的に,区分所有法に基づき,被告Y1(理事長)の管理者からの解任,および被告Y2および同Y3の理事からの解任を求めた事案
第6章 原告が理事長を務める管理組合の組合員に宛てて被告が送付した文書により,原告の名誉が傷つけられたとして,原告が,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償を求めた事案
第7章 マンションの区分所有者(控訴人)が,管理会社から警備業務を委託された被控訴人が,居住者でない者の要請に応じて控訴人の居室を開錠し,家電が窃取された等と主張して,被控訴人に対し損害賠償を求め,原審の請求棄却に対し,控訴人が控訴した事案
第8章 マンション管理組合から被告(会社)が委託された管理業務がさらに訴外会社に再委託,相被告(会社)に再々委託され,同業務のため相被告が雇用した原告の解雇に,原告が,①相被告には解雇無効を主張し,②被告には相被告の代理による雇用契約成立を主張して,地位確認を求める事案
第9章 原告らが,被告会社には,①管理費預り金を預託者に返還する義務を負うとし,不当利得返還を,②管理者解任を,被告組合には,③管理規約27条1項の無効確認を,原告会社らが被告組合に,④免責決議無効確認を,各求める事案
第2部 マンション管理組合帳票類閲覧請求事件
第1章 管理組合に対し,管理組合がマンション管理業務について保管している文書(会計帳簿やその裏付けとなる原資料を含む)の閲覧および閲覧の際の当該文書の写真撮影を請求する権利を有するとされた事例
第2章 本件マンションの区分所有者である原告が,管理組合代表者の理事長が規約に則る帳票類の閲覧請求を拒絶したのに対し,管理組合を被告として,帳票類の閲覧とその写真撮影を請求した事案
第3章 被告(マンション管理組合)が保管する各文書について,原告(当該マンションの区分所有者)が,民法645条に基づき,閲覧および謄写を請求する事案