リベンジポルノ防止法に関する裁判例をすべて網羅しています。
リベンジポルノ防止法は、特別刑法の1つです。
リベンジポルノ防止法の正式名称は、「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」です。
目次
第1章 リベンジポルノ防止法の概要
第2章 被告人が、元交際相手が撮影された私事性的画像記録をオンライン・ストレージサービスにアップロードし、ストレージサービスが提供する機能を用いて、同画像記録を「公開設定」したが、これにアクセスするために必要な公開URLを被害者以外の第三者に明らかにしなかったという事案について、わいせつ電磁的記録記録物公然陳列罪(刑法175条1項)および私事性的画像記録の提供等による被害防止に関する法律3条2項後段の「公然と陳列した」に当たらないとして、これらの罪の成立を認めた原判決には、法令適用を誤った違法があるとした事例
第3章 被告人が元交際相手のA女(当時19歳)の裸体や陰部等を撮影した画像データを米国内に設置されたサーバコンピュータに送信し,わいせつな記録媒体を公然と陳列等した私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反等被告事件
第4章 被告人は,被害女性Aの交際相手になりすまし,Aの顔・胸部等が撮影された画像データをインターネットの短文投稿サイトに投稿し,不特定多数が閲覧できる状態にしたなどとする私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反・名誉棄損等被告事件。
第5章 被告人は,被害者と交際する中,承諾を得て全裸写真を何度か撮影し,その後円満に別れたが,インターネットの掲示板に,被害者の全裸画像をアップロードしたとする「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」等に違反した事案
第6章 トイレで盗撮した被害者の動画を盗撮サイトに提供したとしてリベンジポルノ防止法違反罪に問われた事案
第7章 被告人は,性交場面等の動画を投稿して金銭を得る目的で,知り合った女性被害者をだまして,被害者らとの性交場面を無断で撮影・投稿したなどとしてその罪を問われた事案
第8章 私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反,恐喝被告事件
第9章 原告と被告は,性行為を行い,原告は性行為などの様子をビデオ撮影し,被告は,その後,強姦の事実で原告を告訴した。本訴は,原告が虚偽告訴であるとし,不法行為による賠償請求,反訴は,原告が被告に無断でビデオ撮影したとし,不法行為による賠償と映像を記録したビデオカセットの引渡請求をした事案