交通事故・相続・債権回収でお困りの方はお気軽にご相談下さい

法律相談のご予約・お問い合わせはこちらまで03−6904−7423
新着情報
2020年08月11日
『労働法トークライブ』有斐閣・2020年

森戸 英幸 (慶應義塾大学教授),小西 康之 (明治大学教授)/著

 

2020年07月発売

四六判並製カバー付 , 276ページ

定価 2,420円(本体 2,200円)

 

本邦初! 労働法のトークライブ(の本)!.

日本の雇用社会,日本の労働法は,この先どうなっていくのでしょうか? 

10のトピック・ケースについて,著者ふたりが真剣に(ときに面白く?)トークを繰り広げながら考えます。学生の皆さんも社会人の皆さんも,参加して一緒に考えてみませんか。

 

目次.

01 採用の自由──あなたが欲しい

02 労働者性──基準はアンビバレント

03 性差別──just the way y’all are

04 障害者雇用──誰も皆ハンデを抱えている

05 高齢者雇用──私がジジババになっても

06 ハラスメント──「嫌なものは嫌!」と

07 過労死──はたらきつかれたね

08 解雇──リストラは突然に

09 正規・非正規の格差──このやるせないモヤモヤを

10 副業・兼業──もしもバイトができたなら

[各章の構成]

Case ─ Talking ─ Closing ─ Answer ─ Special Guest 

 

【感想】

読みやすいので、2時間で読める。

学者が、比較的、本音で語っている。

最新の論点についての入門書である。

 

「労働者性」の論点では、労働法で救済できなければ、業種ごとの特別法を作って保護すれば良いという考えが、目からウロコであった。フランス・EU、アメリカなどの対比も気になるところである。本格的な論文を期待したい。若い研究者にとっては、博士論文のネタではないか。

 

「高齢者雇用」では、日本の年金支給開始年齢が将来70歳、ひいては75歳になること、大学教授の定年は今でも70歳である私立大学が多いことなどの指摘が抜けている。その他、裁判例の動向が気になる。

 

top

法律相談のご予約・お問い合わせはこちらまで03−6904−7423