有斐閣
2020年07月28日 発売
定価 1,569円(本体 1,426円)
法学教室8月号は,情報法とエンタメ法の2つの特集をくみます。どちらも入門的な内容ですが入口が違います。
特集2「エンタメ法っておもしろい!」は,身の回りのトピックを入口にします。
2つの特集から是非,法学の広がりと面白さを存分に味わってみてください。
◆特集2 エンタメ法っておもしろい!
目次・はしがき…上野達弘……44
1 漫画・アニメ・ゲームの「キャラクター」をめぐる法律問題――「マリカー事件」を素材として…愛知靖之……45
2 映像・音楽のネット配信をめぐる法律問題…安藤和宏……48
3 芸能人と芸名をめぐる法律問題…宮脇正晴……51
4 eスポーツをめぐる法律問題…谷川和幸……54
5 音楽教室等における著作物の実演をめぐる法律問題…横山久芳……57
【感想】
「◆特集2 エンタメ法っておもしろい!」は、知的財産法が切り口となっている。
「3 芸能人と芸名をめぐる法律問題」については、パブリシティ権が人格権である(ピンクレディー事件・最高裁判決)ことから、芸名は、芸能事務所ではなく、タレント個人に帰属する結論を導いて欲しかった。
「4 eスポーツをめぐる法律問題」については、経済法・刑法(とばく罪)などからの分析も、読みたかった。