2020年9月号 通巻 1155号
日本評論社
毎月27日発売
[特集1]
高齢・障害と社会法
定価:税込 1,925円(本体価格 1,750円)
発刊年月 2020.08
判型 B5判
ページ数 164ページ
内容紹介
障害者、高齢者に関する法制度の意味を問い直し、両者を包含する観点から議論することで社会保障法・労働法のあり方を検討する。
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■特集= 高齢・障害と社会法
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企画趣旨……笠木映里
座談会基調報告……笠木映里
[座談会]
高齢・障害と社会法……関 ふ佐子・永野仁美・森 悠一郎・
柳澤 武・菊池馨実
科学技術・医療の発展と高齢者・障害者雇用……長谷川珠子
障害者・高齢者を対象とする労働法理論とその変容可能性
……石崎由希子
介護者支援とそのあり方についての理論的検討……津田小百合
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【感想】
「[座談会]高齢・障害と社会法……関 ふ佐子・永野仁美・森 悠一郎・
柳澤 武・菊池馨実」では、労働法・社会保障法の制度設計の在り方を根本から問うもの。基本書では、あまり触れられていない論点に触れている。話し言葉だと表現しやすいが、論文にするには、考えが熟さないといけないからである。その意味で有益である。
「科学技術・医療の発展と高齢者・障害者雇用……長谷川珠子」は、技術・AIの進歩による影響の未来像を素描する。
「障害者・高齢者を対象とする労働法理論とその変容可能性……石崎由希子」は、障害者雇用促進法、高年齢者雇用法につて、今後の課題を検討するもの。
「介護者支援とそのあり方についての理論的検討……津田小百合」は、イギリス法での家族による介護者への支援サービスを検討するもの。