人事訴訟法の概要について論じます。
人事訴訟法は、家族法、民事手続法の1つです。
「人事訴訟」とは、身分関係の形成または存否の確認を目的とする訴え(以下「人事に関する訴え」といいます。)に係る訴訟として、人事訴訟法が適用されます(2条)。
人事訴訟法は、人事訴訟に関する手続について、民事訴訟法の特例等を定めています(1条)。
また、典型例として、離婚請求訴訟は、人事訴訟法が適用されます(第2条1号)。
離婚訴訟の判決は、附帯処分についての裁判等がされます(人事訴訟法32条)。
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目次
第1章 人事訴訟法、裁判所の管轄
第2章 人事訴訟法、訴訟手続、その1
第3章 人事訴訟法、訴訟手続、その2、証拠など
第4章 人事訴訟法、家庭裁判所調査官等による事実の調査、参与員
第5章 人事訴訟法、判決の効力
第6章 控訴
第7章 人事訴訟法における和解、請求の放棄・認諾
第8章 人事訴訟法における民事訴訟法 の適用関係
第9章 人事訴訟法、仮差押え等の特例
第10章 離婚訴訟
第11章 離婚訴訟の訴状の記載事項
第12章 人事訴訟法、離婚を認める判決の特例