臨床検査技師法に関する裁判例を網羅しています。
臨床検査技師法は、医事法の1つです。
臨床検査技師法の正式名称は、
臨床検査技師等に関する法律(昭和33年法律第76号)です。
同法は、臨床検査技師の資格等を定め、もって医療及び公衆衛生の向上に寄与することを目的とする法律です。1958年(昭和33年)4月㏶に公布されました。
臨床検査技師(りんしょうけんさぎし)は、病院などの医療機関において種々の臨床検査を行う技術者です。臨床検査技師等に関する法律により規定される国家資格です。
古くは医師自らが検査を行っていたものでしたが、医療の分業化と検査の高度化が進み、現在の医療に臨床検査技師は不可欠の存在となっています。
目次
第1部 民事訴訟
第1章 病院の業務の縮小を理由の配転命令が、組合との事前協議条項に反するとして無効とされた例
第2章 衛生検査職に従事していた労働者に対する中央機器室のICP室(コンピューター操作法の修得)およびマイコン室への配置換えは違法とはいえないとして、損害賠償請求を棄却した原判決が維持された例
第3章 国立がんセンターの臨床検査助手の定年年齢は63歳ではなく、60歳であるとして地位確認請求が棄却された例
第4章 原告が,被告間に雇用契約が成立したと主張して,被告に対し,未払賃金の支払を,予備的に,債務不履行に基づく損害賠償として未払賃金相当額の支払を求めた事案
第2部 刑事事件
第1章 無資格で、超音波検査(ME検査)結果から、患者に特定の疾病があり、入院、手術を要する旨判定・診断し、これを患者に告知した行為の罪責