カタルヘナ法に関する裁判例を網羅しています。
カタルヘナ法の正式名称は、
遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律
(平成15年法律第97号)です。
同法は、遺伝子組換えなどのバイオテクノロジーによって作製された生物の使用等を規制するための法律です。
通称は、遺伝子組換え(生物等)規制法、カルタヘナ法です。
同法は、医事法、環境法の1つです。
生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書(平成15年条約第7号)が発効したのに伴い、当議定書の実施を目的として制定され、2004年2月19日をもって施行されました。
従来、遺伝子組換え等を規制するものとしては「組換えDNA実験指針」がありましたが、同法がこれに代わり罰則を加えて規制を行うこととなりました。
目次
第1章 遺伝子組換え稲の作付け禁止等請求事件、遺伝子組換えイネ野外実験栽培差止め等請求事件
第2章 本件は,原告が,被告が別紙物件目録記載のウイルスを使用して国内において行っている治験は原告の有する特許権の実施に当たり,同特許権を侵害すると主張して,被告に対し,特許法100条1項に基づき,同ウイルスの使用の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,同ウイルスの廃棄を求める事案である。