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新着情報
2021年02月11日
『家事事件手続法に関する裁判例』をアマゾンで出版しました。

家事事件手続法を根拠条文とする裁判例を網羅しています。

目次

第1編 管轄

第1章  原裁判所が,家事調停事件(相手方の婚約不履行を理由とする慰謝料調停および申立人が子の法定代理人親権者母として申し立てた認知調停)につき,自庁処理をすることなく,職権により相手方の住所地を管轄する裁判所に移送したことが,原裁判所に与えられた裁量権の範囲の逸脱または濫用に当たり違法であるとして取り消された事例

第2編 離婚

第1部 財産分与

第1章  相手方兼抗告人(原審申立人)が,抗告人兼相手方(原審相手方)との間で作成した離婚に関する公正証書において,相手方兼抗告人(原審申立人)名義の住居に抗告人兼相手方(原審相手方)と子が一定期間居住することを認める条項が設けられていたところ,既に扶養的財産分与の目的を達したとして,事情変更による財産分与の申立てとして,抗告人兼相手方(原審相手方)に対し,本件住居を明け渡すことを求めた事案

第2部 年金分割

第1章  元夫から元妻に対し申し立てられた年金分割についての請求すべき按分割合を定める審判において、同割合が0・3と定められた事例

第3部 面会交流

第1章  監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができないとされた事例

第2章 非監護親と子が面会交流をすることを定める調停調書に基づき間接強制決定をすることができないとされた事例

第3章  1 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができる場合

2 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができるとされた事例

第4章  子の引渡しを命ずる審判を債務名義とする間接強制の申立てが権利の濫用に当たるとされた事例

第5章  間接強制命令を発するためには、債務者の意思のみによって実現できる債務であることが必要であるとして、面会を拒む意思を強固に形成している10歳の長女との父子面会につき間接強制を命じた原判決を取り消して間接強制の申立てを却下した事例

第6章  面会交流の内容や条件を具体的に定めることなく概括的に面会交流を許した審判を,審理不尽として原審に差し戻した事例

第7章  裁判所が,未成年者の年齢,生活状況,健康状態,これまでの非監護親と未成年者との面会交流の状況,監護親と非監護親双方の生活状況等を考慮し,面会交流の頻度や内容等を定めた事例

第8章  申立人と相手方の監護意欲,監護態勢その他の事情を比較し,申立人の監護意欲および監護態勢の方が優っているとして,申立人を未成年者らの監護者として指定するとともに,相手方が申立人に対する未成年者らの引渡しを拒否するような態度を示していることから,相手方に対し,未成年者らの引渡しを命じた事例

第9章  強制執行を保全し,または子その他の利害関係人の急迫の危険を防止するために必要があるときとの要件を充足するものではないとして,抗告人から相手方への未成年者の仮の引渡しを認めた原審を取り消し,申立てを却下した事例

第10章 暴言と対物暴力を主とするDV高葛藤事案で、監護親がPTSDで通院を要し子らが心因反応を発症している場合に、面会交流への協力で監護親の負担を増大させることが子らへ悪影響を及ぼすことを考慮して、直接交流を認めず、限定的な間接交流に止めた事例

第11章 申立人(父)と相手方(母)の離婚後、非親権者申立人が親権者相手方に対し、申立人と未成年者(長女7歳)との面会交流の時期・方法等について審判を求めたところ、申立人の暴力的言動、相手方の申立人に対する不信感や嫌悪感は深刻で父母間の協力関係は期待しがたく、第3者機関等の関与があっても円滑な父子面会の実施は期待しがたい等として、申立人の面会交流の申立てを却下した事例

第12章 面会交流の方法について,非監護親と未成年者らとの交流が長らく途絶えていたことなどを考慮し,面会交流時間を最初は比較的短時間に設定して,回数を重ねながら,段階的に伸ばしていく方法をとるのが相当であるとして,原審判を変更した事例

第13章 審判前の保全処分として子の引渡しを命じる場合には,審判前の保全処分により子の引渡しの強制執行がされてもやむを得ないと考えられるような必要性があることを要するなどと解した上で,本件ではこのような疎明がないとして,未成年者らの監護者を仮に相手方と定め,抗告人に未成年者らの引渡しを命じた原審を取り消し,相手方の申立てを却下した事例

第14章 相手方が,抗告人らに対し,相手方を未成年者(15歳)と面会交流させる義務を履行しなかったとして,間接強制の申立てをした事案

第15章 相手方が,抗告人(相手方の母であり未成年者の祖母)に対し,未成年者(相手方の子)の引渡しを求めた事案において,本件は民法766条1項所定の子の監護に関する事項に準じて家事審判の対象となると解するのが相当であるとした上で,相手方の申立てを認容した原審判を相当と判断して抗告を棄却した事例

第16章 子を面会交流させる間接強制決定の強制金の額を不履行1回につき20万円とした事例

第4部 親権者変更

第1章  1 親権者である監護親に調停条項に基づく面会交流債務の不履行がある場合において、監護親に監護権を留保しつつ、非監護親への親権者変更を認めた事例

2 面会が実現しなかった月の養育費の支払義務を免除する旨の調停条項を、面会交流債務の不履行に対する間接強制決定類似の給付命令に変更した事例

第5部 婚姻費用

第1章  標準的算定方式により試算された婚姻費用を,子の私立学校における学費等を考慮して増額・修正した事例

第2章  前審判の後に事情の変更があったものとして婚姻費用分担金の額を減額するについては,未だ十分な審理が尽くされていないとして事件を原裁判所に差し戻した事例

第3章  夫である相手方から,妻である申立人に対する婚姻費用分担金の支払を定めるに当たり,申立人が居住していた自宅の住宅ローンの支払を相手方がしていた事情を考慮して金額を算定した事例

第4章  夫である抗告人が,妻である相手方に婚姻費用の減額を求めた事案において,抗告審で,抗告人による婚姻費用の支払を定めた前回審判後,相手方が給与収入を得るようになったことは婚姻費用を減額すべき事情の変更であるとして減額を認めた原審を相当とした上,原審の申立て時期に遡って婚姻費用を減額するため,同時期以降,抗告人が前件審判に従って支払った婚姻費用の過払部分につき,相手方に対し,同人の生活に配慮して分割支払による精算を命じた事例

第6部 養育費

第1章  1 民法880条(扶養に関する協議または審判の変更または取消し)にいう「事情に変更を生じたとき」に該当するとした事例

2 抗告人(原審申立人)が高額所得者であり,同人や相手方(原審相手方,抗告人の元妻)の再婚,養子縁組や新たな子の出生等の事情がある場合において,いわゆる標準算定方式による算定を行った上で,諸般の事情を総合考慮して,未成年者1人当たりの養育費を減額した事例

第2章  非監護親が養育費として負担すべき子の高等教育費用(大学の学費等)について,子の大学進学の経緯や親の収入等を考慮して,国立大学の学費標準額および通学費から,標準的算定方式において予め考慮されている公立高校を前提とする標準的学習費用を控除した額に,非監護親が負担すべき割合を乗じて算定した額の限度で認めた事例

第3章  養育費の算定に当たり,失職した義務者の収入について,潜在的稼働能力に基づき認定することが許されるのは,就労が制限される客観的,合理的事情がないのに主観的な事情によって本来の稼働能力を発揮しておらず,そのことが養育費の分担における権利者との関係で公平に反すると評価される場合であり,原審は,この点を十分に審理していないとして,原審を取り消し,差し戻した事例

第4章  私立高校に入学した子の養育費につき、子の入寮による食費・光熱費の権利者の負担減、義務者の再婚に伴う相手方の子との縁組による負担増等を考慮し、標準的算定方式により算定した原審の認容額9万7000円から4万4000円に減額した事例

第5章  養育費の額を変更する始期について,義務者が権利者に対して養育費減額の調停を申し立てた時ではなく,それ以前の別件審判事件において,義務者が権利者に対して養育費の支払義務がないことを主張した上で,実際に養育費の支払を打ち切った時とした事例

第6章  子の大学進学を理由として支払の終期を大学卒業時までとすることおよび学費の支払を求めた養育費増額(扶養料増額)審判

第3編 扶養料

第1章  抗告審において,被抗告人(子)が抗告人(母)に支払うべき扶養料の増額が認められた事例

第4編 相続

第1部 遺産分割審判

第1章  被相続人の2女が,被相続人の長女に対し遺産の分割を求めた事案において,相続開始時点における共同相続人であった被相続人の亡妻が,本件相続における自己の法定相続分2分の1を含む全財産を長女に包括遺贈する旨の遺言をし,長女がこれを承継した後,上記遺贈について2女が長女に対し遺留分減殺請求権を行使したとの事実関係の下で,遺言者の財産全部に係る包括遺贈に対して遺留分権利者が減殺請求権を行使した場合に遺留分権利者に帰属する権利は,遺産分割の対象となる相続財産としての性質を有しないから,本件相続における遺産分割の対象は亡妻が相続した相続分2分の1を除く部分に限られるべきである旨の長女の主張を排斥し,遺産全部を分割した事例

第2部 相続放棄

第1章  抗告人の相続放棄の申述は,相続放棄の意思が欠けており無効というべきであるとして,遺産分割手続から抗告人を排除した決定を取り消した事例

第3部 祭祀承継者指定(相続)

第1章  被相続人の長男(原審申立人)が被相続人の妻(原審相手方)らに対して,仏具等の祭祀財産につき,自らを承継者と指定する審判を求めた事案

第4部 特別縁故者に対する相続財産分与

第1章  被相続人の相続財産(総額約3億7875万円)のうち,特別縁故者に対して300万円の分与を認めた事例

第2章  特別縁故者らに合計9500万円相当の財産の分与を認めた原審判を取り消し,差し戻した事例

第3章  ①被相続人の身の回りの世話をしてきた近隣在住の知人および、②被相続人の成年後見人であり後見人報酬を得ていた4親等の親族について、それぞれ特別縁故者であることを否定した原審判を変更し、各500万円の財産分与を認めた事例

第5部 財産分離

第1章  家庭裁判所が民法941条1項の規定に基づき財産分離を命ずることができる場合

第5編 成年後見

第1章  1 区長からの成年後見の申立てが適法とされた事例

2 事理弁識能力を欠く常況にあるのかの審理が不十分であるとして,原審に差し戻した事例

第6編 失踪宣告

第1章 不在者が,積雪している冬山への登山を開始したが帰宅せず,捜索しても見つからなかったため,不在者は民法30条2項が規定する危難に遭遇し,危難が去った後1年以上行方不明であって,生死が明らかでないとして失踪の宣告を求めた事案について,気象状況等を詳細に検討した上,不在者は人が死亡する蓋然性が高い事象に遭遇したと認めるのが相当であるとして,不在者が遭遇した危難を具体的に認定することができないとして申立てを却下した原審判を取り消し,差し戻した事例

第7編 親権停止

第1章  未成年者に可及的速やかに手術を行う必要があるにもかかわらず,親権者が宗教的信念を理由として手術に必要な輸血に同意しないことが,未成年者の生命に危険を生じさせる可能性が高く,子の利益を害することが明らかであるとして,親権者らの未成年者に対する親権を停止し,かつ,停止期間中,申立人を職務代行者に選任した事例

第2章  親権停止の審判がされた後,同審判を取り消した事例

第3章  軽度精神発達障害等のある未成年者が,特別支援学校に進学するに当たり,療育手帳の取得等を行わなければならないにもかかわらず,親権者がこれに応じないために,親権停止を求めた本案に関し,緊急性を要するとして申し立てられた審判前の保全処分事件

第4章  親権停止審判申立事件を本案事件とする審判前の保全処分申立事件において,重篤な心臓疾患を抱えるなどし,直ちに治療および手術を受ける必要がある未成年者の親権者らについて,同人らのこれまでの対応や現在の生活状況等に照らし,現在の緊急事態に迅速かつ適切に対応できるかどうか疑問があるとして,本案審判認容の蓋然性および保全の必要性を認め,同人らの未成年者に対する職務の執行を停止した事例

第5章  親権停止審判申立事件の審判の効力が生ずるまでの間,親権者の職務の執行を停止し,その停止期間中の職務代行者を選任した事例

第8編 児童についての引き続いての一時保護

第1章  児童相談所長である抗告人が,児童についての引き続いての一時保護の承認を求めた事案

第9編 名の変更許可申立事件

第1章  名の変更許可申立事件

第10編 外国人の婚姻

第1章  日本国内の自国の総領事館において自国の方式により婚姻した外国人からの婚姻届出を受理しなかった日本の区長の処分が違法,不当といえないと判断された事例

 

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