特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律に関する裁判例を網羅しています。
特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律
(昭和54年5月10日法律第33号)
通称・略称として、特監法。
同法は、産業法の1つです。
関連法令として、ガス事業法、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律などがあります。
目次
第1章 ガス湯沸器の排気筒が塞がれていたため、ガスが屋内に充満して発生した中毒死事故につき、建物の賃貸人の工作物責任が認められたが(過失相殺6割)、ガス供給会社に対する損害賠償責任が否定された事例
第2章 1 不正改造が原因で発生したガス湯沸器の不完全燃焼による一酸化炭素中毒事故につき、当該ガス湯沸器の製造・販売業者には、結果予見義務及び結果回避義務があったのにこれらを怠ったとして、不作為の不法行為責任が認められた事例
2 ガス湯沸器の不完全燃焼による一酸化炭素中毒事故について、ガス事業者の不作為の不法行為責任及びガス供給契約上の債務不履行責任(ガス事業者としての安全配慮義務違反)のいずれも否定された事例