『Q&A私学のための働き方改革』2020年・中央経済社
小國 隆輔 編著
国本 聡子 著
柿沼 拓也 著
定価:3,520円(税込)
発行日:2020/10/12
A5判 / 300頁
中央経済社
本の紹介
労働時間の上限や年次有給休暇の取扱いめぐる働き方改革、同一労働同一賃金、パワハラ防止など近年の重要な労働法改正を、私立学校特有の労使慣行を踏まえてわかりやすく解説。
【感想】
私立学校についての労働法という意欲的な著書です。
ただし、働き方改革法についての記述に不正確な記載があります。例えば、使用者は年5日の年次有給休暇の義務的付与、36協定に休日労働分が含まれないかのような記述など。
共著のために、校正の段階で不都合に気が付かなかったのでしょうか。
なお、同一労働同一賃金に関しては、2020年10月に最高裁判例5件が出されていますが、この本では掲載されていません。