被災市街地復興特別措置法に関する裁判例を網羅しています。
被災市街地復興特別措置法
平成7年法律第14号
同法は、不動産法、不動産行政法、土地区画整理法、災害法の1つです。
同法は、大規模な災害を受けた市街地についてその緊急かつ健全な復興を図るため、特別の措置を講ずることにより、迅速に良好な市街地の形成と都市機能の更新を図ることを目的としています。
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災を契機に制定されました。
目次
第1章 住宅・都市整備公団法41条による土地区画整理事業計画の認可は抗告訴訟の対象とならないとした事例
第2章 被告は,「阪神間都市計画・・・土地区画整理事業」の施行者であり,原告らは,同事業の施行により,自己の所有地について,仮換地指定処分及び使用収益停止処分の通知を受け,更に,その後,換地処分の通知を受けた。本件は,原告らが,事業計画の認可は手続的にも実態的にも違法であるとし,さらに,原告らの所有地について行われた個々の処分も違法であるとして,事業の施行者である被告に対し,各仮換地処分等の取消を求めた事案