弁護士・司法書士 三平聡史 著
2021年01月18日発行 A5判・442頁
価格 : 税込4,400 円(税抜:4,000 円)
民事法研究会
実務で使用する書式、知っておくべき判例を多数収録した待望の改訂版!
本書の特色と狙い
第2版では、背景にある判例・学説の考え方を追加して事例検討をより深化させるとともに、改正債権法・相続法が紛争解決に与える影響など最新の実務動向を丁寧に追録して大幅改訂増補!
共有物分割、共有持分買取権行使、共有持分放棄、共有持分譲渡などの手続を上手に使い分けるための指針を示した定番書!
他の共有者等に対する通知書・合意書、共有物分割の類型ごとの訴状、紛争当事者の関係図を多数収録しており、実務に至便!
目次
本書の主要内容
第1章 共有不動産に関する紛争の基本的な考え方と典型事例
第2章 共有不動産の使用方法に関する紛争解決
第3章 共有不動産に関する訴訟の類型と当事者
第4章 共有物分割による紛争解決
第5章 共有物分割に関連する諸問題
第6章 共有の本質から考える
【感想】
法律書専門の至誠堂書店の2021年1月のトップ10に入っていた。
判例を場合分けして分類しており、役に立つ。
ただし、共有者の1人が無償使用(使用貸借)して固定資産税をしている場合に、使用していない他の共有者に対して、固定資産税を請求(求償)できるか。
無償使用しているのだから、その分の経費となる固定資産税くらいは負担してもよさそうなものだが。
この問題に関する答えは、記載されていなかった。