2021年08月25日 発売
定価 1,569円(本体 1,426円)
人口減少・少子高齢化社会で問題が顕在化している所有者不明土地。その発生の予防と利用の円滑化の観点から,第204回国会における民法・不動産登記法等の改正と「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」の制定により,総合的な民事基本法制の見直しがなされました。本特集では,今回の法整備の全体像を概観したうえで,主たる要点(新たな相隣関係法・共有法・相続法)についてその意義や影響を詳論し,残された課題について検討します。
【特集】所有者不明土地と民法・不動産登記法改正
◇[座談会]改正の意義と今後の展望…佐久間 毅(司会)/今川嘉典/大谷 太/中村晶子/松尾 弘/村松秀樹……14
◇新しい相隣関係法…鳥山泰志……35
◇新しい共有法…伊藤栄寿……42
◇新しい相続法――令和3年民法等改正と遺産共有…水津太郎……49
【感想】
民法の令和3年改正が、従前の解釈論の難点を克服するものだと理解しました。