会社の業務執行に関する少数株主権に関する裁判例を網羅しています。
会社の業務執行に関する少数株主権
Ⅰ 業務執行に関する検査役の選任請求(会社法358条)
Ⅱ 株主による取締役の行為の差止請求(法360条)
Ⅲ 株主による執行役の行為の差止請求
会社法
1 執行役の違法行為差止請求権 必要 会社法422条
Ⅱ 株主による取締役の行為の差止請求(法360条)
上記のうち、
1 執行役の違法行為差止請求権 必要 会社法422条
Ⅱ 株主による取締役の行為の差止請求(法360条)
を扱います。
目次
第1章 執行役違法行為差止仮処分命令に対する保全異議申立事件について,市場価格を大幅に下回る金額で本件新投資口を発行したことについて,これを正当化するに足りる合理的な理由を認めることはできず,債務者による本件新投資口の発行は,善管注意義務及び忠実義務に違反し,投資法人に回復することができない損害を生ずるおそれがあるものと認め,債務者の本投資法人とAグループとの間に利益相反がなく払込金額が公正であるなどの主張は,採用できないとして,仮処分決定を認可した事例
第2章 取締役の解任を株主総会の議案とするかどうかについての取締役会の決議について、当該取締役が会社法369条2項の「特別の利害関係を有する取締役」に当たるとされた事例
第3章 株主総会において、株主が委任状や議決権行使書面を提出する際に錯誤が生じるおそれがあることを理由に、特定の取扱いをあらかじめ差し止めることを求めた仮処分命令申立てを棄却した原決定に対する抗告が棄却された事例