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2023年02月16日
島田 真琴『アート・・ロー入門』

島田 真琴『アート・・ロー入門』

 

¥3,740

 

出版社 ‏ : ‎ 慶應義塾大学出版会 (2021/4/7)

発売日 ‏ : ‎ 2021/4/7

 

単行本 ‏ : ‎ 362ページ

 

▼アート×法律?

▼芸術家、美術愛好家、画廊、美術館、画廊、アートビジネスにかかわるすべての方へ向けて!

 

ナチス略奪美術品をめぐる紛争、

エゴン・シーレの真贋とオークションの責任、

ダ・ヴィンチ素描画を仲介した美術商の責任 etc…

 

法律や裁判は、アート(芸術)の世界から最も縁遠い、無粋な堅物たちが活動する領域と考えている方が多いのではないだろうか?

 

しかし、実際上、アートと法律は切っても切れない関係にある。本書に紹介するアート作品にかかわるさまざまな事件は、各作品の個性・来歴やアートの歴史の一部にもなっている。法律に興味がない方でも、どのような作家の作品がどのような紛争に巻き込まれたのかという観点から本書を読み進めていけば、気づかないうちにアート・ローを理解していただける。

 

登場する美術品に思いを馳せながら、アートと法律を楽しんで読み解ける一冊。

 

 

コメント

平易な文章で書かれている。

通説・判例に基づく説明である。

通読向き。

 

 

【目次】

 

00章 アート・ローとは何か

 

01章 美術品の盗難予防、デューデリジェンス

 

02章 盗品・略奪品の取戻し

 

03章 贋作美術品をめぐる紛争

 

04章 贋作売買と画商の責任

 

05章 美術商・画廊の法的義務

 

06章 オークションハウスの活動と責任

 

07章 美術館の機能と責任

 

08章 美術館における特別展

 

09章 美術の著作権の発生、存続、帰属

 

10章 美術館の活動と著作権

 

11章 著作物に関する芸術家の権利

 

12章 現代アートと著作権

 

13章 美術品、映画のキャラクターの商品化ビジネス

 

14章 展覧会、芸術祭と表現の自由

 

15章 国の芸術振興策及び企業の芸術支援活動

 

16章 文化財の保護と活用

 

17章 アートに関する紛争と国際訴訟

 

18章 アートに関する紛争とADR

 

事項索引

人名索引

事件索引

著者について

島田 真琴(しまだ まこと)

慶應義塾大学大学院法務研究科教授、弁護士(一橋綜合法律事務所)。

1979年慶應義塾大学法学部卒業。1981年弁護士登録。1986年ロンドン大学ユニバーシティカレッジ法学部大学院修士課程修了(Master of Law)。ノートンローズ法律事務所、長島大野法律事務所勤務等を経て、2004年より現職。2005年から2007年まで新司法試験考査委員。2015年から2016年ロンドンシティ大学ロースクール客員研究員、2018年より同大学名誉客員教授。英国仲裁人協会上級仲裁人(FCIArb)。

専門:国際商取引一般、国際訴訟及び国際仲裁、アート法、イギリス法。

著作に、『イギリス取引法入門』(慶應義塾大学出版会、2014年)など。

 

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