内容(「BOOK」データベースより)
現代の経済社会では、親会社・子会社・兄弟会社からなる企業グループによる経営が主流となっている。反面として大企業の不祥事では、国内外の子会社が舞台となり発生する事例が、次々と明らかになっている。本書では、特に親会社取締役の義務・責任を中心のテーマとし、会社法改正のプロセスにおける議論の分析から最新の判例の検討までを行う。「企業価値向上」「子会社の少数株主・債権者保護」「内部統制システム」「競業避止義務」「利益相反」「多重代表訴訟」など、各章ごとに主要論点を取り上げる。