『日米安保体制史』 (岩波新書) 2018/10/20
吉次 公介 (著)
¥946
いわゆる「安保体制」はどのように形成され、変容・維持されてきたのか。日本の対米協力、米軍基地の運用、米軍基地問題をめぐる日米関係史の三つの要点を軸に、内在する「非対称性」「不平等性」「不透明性」「危険性」に焦点を当て、その全歴史をたどる。大きな転換点を迎えたいま、今後の方向性を考えるための基本の一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
「非対称性」「不平等性」「不透明性」「危険性」という日米安保体制の構造的特質―「安保構造」―は、いかに形成、持続、変容してきたのか。最新の研究成果を踏まえて、不安定な「逆ピラミッド」というべき安保体制の全歴史を描き出す。沖縄米軍基地問題や集団的自衛権の行使容認についての理解を深め、安保体制の今後を考えるための、基本の一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉次/公介
1972年長崎県生まれ。立教大学文学部卒業。同大学大学院法学研究科博士後期課程退学。博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員、東西センター(East‐West Center)客員研究員、沖縄国際大学法学部教授等を経て、立命館大学法学部教授。専攻、国際政治学・日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
出版社 : 岩波書店 (2018/10/20)
発売日 : 2018/10/20
言語 : 日本語
新書 : 272ページ
ISBN-10 : 400431741X
コメント
非常に客観的である。
日米安保条約に「韓国条項」「台湾条項」があることは意外であった。