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司法試験の不合格判定について取消しないし無効確認を求める訴えの適否

テーマ：法律の勉強方法、司法試験
東京地方裁判所判決／昭和４７年（行ウ）第１２５号、昭和４７年（ワ）第９３３７号、昭和４８年（行ウ）第１７８号

昭和４９年９月２６日

【判示事項】 １、司法試験の不合格判定について取消しないし無効確認を求める訴えの適否

２、司法試験の受験者は、他の受験者に対する合否の判定について取消しないし無効確認を求める訴訟利益を有しない

【参照条文】 行政事件訴訟法９

　　　　　　 行政事件訴訟法３６

　　　　　　 司法試験法８

【掲載誌】　 判例時報７６９号３８頁

　　　　　　　主　　　文

　１　被告司法試験管理委員会がした昭和４３年度ないし昭和４８年度の各司法試験第２次試験の合否の判定の取消しを求める原告の訴えのうち、昭和４７年度司法試験第２次試験短答式試験における原告に対する不合格の判定の取消しを求める部分の請求を棄却し、その余の部分の訴えを却下する。

　２　前項の各年度の各司法試験第２次試験の合否の判定の無効確認を求める原告の予備的訴えのうち、昭和４３年度および昭和４５年度の各司法試験第２次試験論文式試験ならびに昭和４４年度および昭和４六年度ないし昭和４８年度の各司法試験第２次試験短答式試験における原告に対する不合格の判定の無効確認を求める部分の請求を棄却し、その余の部分の訴えを却下する。

　３　被告司法試験管理委員会に対する原告のその余の訴えを却下する。

　４　被告国に対する原告の請求をいずれも棄却する。

　５　訴訟費用は原告の負担とする。

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