第2章 平成30年の改正概要
このような背景で制定された産業競争力強化法ですが、平成30年に改正が行われています。
平成30年は、日本国内において情報通信技術(ICT)を活用し、新しい価値や仕組みを創造するX-Techが進展。フィンテック、リーガルテックなど様々な分野で新たなソリューションが登場していました。平成30年の情報通信白書によると、世界でもAI、IoT等の新たな情報技術の普及が進み、IoTデバイス数は2017年には約270億、2020年には約400億の予測されていました。
このような背景から、平成30年に生産性向上特別措置法を制定・産業競争力強化法等の一部改正が行われ、政府は事業再編の推進のための措置や、革新的な技術やビジネスモデルの実証を可能とするための措置(規制のサンドボックス制度)、中小企業の生産性向上のための先端設備等の設備投資の促進を支援する措置等を講じました。
出典:生産性向上特別措置法【生産性革命法】及び産業競争力強化法等の一部を改正する法律の概要