法学教室 2024年3月号(No.522) ◆特集 司法は人を救えるか
有斐閣
2024年02月28日 発売
定価 1,650円(本体 1,500円)
あっという間に季節がめぐり、出会いと別れの3月。人生の大きな節目を迎える方も多いのではないでしょうか。みなさまの春が、希望に満ちた晴れやかなものでありますように。
今月号の特集は「司法は人を救えるか」。社会装置の一つである司法制度の役割や限界について、「人を救う」というフィルターを通じて考察します。日々学んでいる法律学は、どのように人を救いうるのか。1年の最後に、教科書からすこし目を上げて、広く大きく複雑な、「人が生きる社会」を感じながら考えてみてほしいと思っています。
◆特集 司法は人を救えるか
Ⅰ 司法はどのように人を救えるのか…飯田 高……6
Ⅱ 司法が個人の痛みを認めないとき――憲法と取消訴訟の原告適格論…小川 亮……12
Ⅲ 救済はどのように実現するのか――国籍法違憲判決を中心に…秋葉丈志……18
Ⅳ 国家賠償訴訟による救済の可能性と限界――国家賠償法1条1項の違法性の観点から…中尾祐人……24
Ⅴ 司法が人を救うとき――府中青年の家事件から振り返る…中川重徳……31
コメント
人権事件が分かります。