法学教室 2024年7月号(No.526) ◆特集 民法の基本原則・重要概念の再検討
有斐閣
2024年06月28日 発売
定価 1,650円(本体 1,500円)
5月号から始まった基本七法特集,今月号は民法です! 今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」ですが,民法分野では,約30年前の本誌152号(1993年5月号)において,「条文にない民法の『原則』」という特集が組まれました。従来,基本原則とされてきたものは,いまどのように変容しているのか――特集タイトルの「再検討」には,30年以上にもわたる時の流れも込められています。厳選された5テーマ,「いずれの論稿もエッジの効いた力作」(特集扉より抜粋)です。
「時の問題」では,令和5年国立大学法人法改正を契機に,大学の自治について考えます。読者のみなさまがいま学んでいる「大学」という場は,どのように律する/律されるべきなのでしょうか。また,「判例クローズアップ」では最判令和5年11月17日,映画「宮本から君へ」訴訟を取り上げました。最高裁が「表現の自由」に真正面から応えたとされる重要な判例です。
本格的な夏がやってきます。海に山に,たくさん遊んで,遊びすぎてちょっと疲れたなというときには,涼しい部屋で表現の自由に思いをはせつつ映画鑑賞などいかがでしょう。もしくは,学問の自由を思いながら,法学教室を読むのもおすすめです!
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◆特集 民法の基本原則・重要概念の再検討
Ⅰ 債権者平等の原則…鳥山泰志……6
Ⅱ 契約の第三者に対する効力…三枝健治……13
Ⅲ 人格的利益の侵害と差止請求…建部 雅……19
Ⅳ 「権限」とは何か…髙 秀成……25
Ⅴ 承継取得と原始取得…平野秀文……32
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